今回は、前回の9人村考察に引き続き、12人村での立ち回りを考察したいと思います。12人村では、基本的に村人が増えるほかに、妖狐という役職が追加されることがあります。この記事では、妖狐はどのような立ち回りをすれば良いか考察していきます。
今回の12人村のレギュレーションは、【村人5、占い師1、騎士1、霊媒師1、人狼2、狂人1、妖狐1】と仮定します。
妖狐とはなにか?
色々な人狼会によっては、呼び方が違っていたりするので、一応定義しておきたいと思います。妖狐とは、村人側にも人狼側にも属さない、第三陣営の役職であり、人狼に襲撃されても死にません。この場合、夜が明けてもし他に犠牲者がいなかった場合、犠牲者はいませんでしたと告げられることになります。
これは騎士が人狼からの襲撃を守った時と同じお告げになるので、村全体からは妖狐を襲撃したか、騎士から守ったかわからない状態です。しかし、妖狐は占い師に占われると溶けてしまう為、人狼の他の人への襲撃を合わせると2人犠牲者が出ることがあります。また、妖狐は吊りでも倒すことができます。
妖狐の勝利条件は、村人側もしくは人狼側の勝利条件になった時、妖狐が生きていることです。つまり両陣営とも妖狐がいる限りは勝つことができません。ですので、両陣営ともまず妖狐を協力して退治することから始めます。
①村人になった場合
村人になった場合は、基本的には9人村と同じで、
・話をちゃんと聞く
・状況を整理する
・寡黙になりやすい役職なので、たまに考えを話す
・違和感に気付く
周りの人達と協調する立ち回りをし、自分が人外(人狼、狂人、妖狐)と間違われないように、状況を整理し、時折自分の考えを話します。
ただ人狼というゲームにおいて、寡黙の人は、投票で指されやすくなりますので、気づいた事があったら何でも話すようにします。
妖狐がいる場合、人狼を吊ることよりもまず妖狐を吊る事から始めます。後述しますが、占い師が2人名乗り出た場合は、12人という多い村の場合、占うゾーンをそれぞれ決めて占う事があります。その行動は妖狐を溶かす為に強い行動になりますので、提案する事によって、自分が妖狐ではないことを示せますので、提案していきましょう。
②占い師になった場合
もし、話し合いで先程のゾーンを決めて占う事が決まった場合、占い師の対抗が出ている時は占うゾーンが被らないようにするのがセオリーです。なぜかと言いますと、次の良いことがあるからです。
・情報を整理しやすい
・朝になった時の犠牲者が2人の場合、間接的に真占い師を判別できるから
まず、情報が整理しやすい点ですが、これは後で霊媒師の占い結果などで真占い師が出た時、過去の占い結果を信用できます。そこでしっかり占ったゾーンを決めておくと、次に妖狐がどの辺りにいそうかを判定できるからです。
また、朝になって犠牲者が2人出た場合、妖狐が占いによって溶けた事を指します。この時、その犠牲者を占った事がゾーンを決めておく事ではっきりしますので、真占い師を出せるメリットがあります。もし、ゾーンを決めていないと、偽占い師もそこを占ったと語れば、真占い師の判別できないままになります。