テキサスホールデム

【テキサスホールデム】レイズするレンジとフロップ後のプラン

テキサスホールデムにおいて、プリフロップのからどのハンドでレイズするのかというのは、自分がどのようなプレイヤーかを決定するほど、重要な割合を占めています。

この記事では、実践的なハンドレンジを紹介しまして、その後のフロップにどういったアクションを取ったら良いか解説していきます。

レイズするハンドレンジについて

この後の説明をわかりやすいものにする為に、以下のポジションの画像をご覧ください。

引用元:Poker道様「ポジションの基礎」より

UTG~EP3

  • AA~TT
  • AK~AT
  • A5s、A2s
  • KQ~KJ
  • QJs
  • JTs

 

MP1、MP2

  • AA~77
  • AK~AT
  • A5s~A2s
  • KQ~KT
  • QJs、JTs、T9s、98s

 

MP3、CO

  • AA~55
  • AK~A7
  • A5s~A2s
  • KQ~KJ
  • QJs、JTs、T9s、98s、87s、76s、65s

 

BTN

  • AA~22
  • A、K、Qがあれば全て
  • JT~J6
  • T9~T6
  • 98、97
  • 87、76、65、54、43

 

SB

  • 基本BTNと同じレンジで良いですが、相手がBBを守るためにコールやレイズを頻繁に行ってくるプレイヤーであれば、状況に応じて狭める方向で良いと思います。

 

プリフロップでこちらのレイズにリレイズ(3ベット)された場合

基本的にレイズされた場合は、以下のレンジでリリレイズ(4ベット)します。

  • AA~QQ
  • AK

リレイズしてきた相手が日本人である場合、頻繁にリレイズしてくる相手でない場合、大体これらのハンドでしか戦う事ができません。

もちろん、そこそこ弱いハンドでリレイズしてきている可能性もありますが、ほんのわずかと考えるべきです。

リリレイズとなるとほとんど場合、プレミアムハンドである事が多いので、慎重になりましょう。

コールされた場合

先述のレンジでこちらがレイズし、相手にコールされた場合は、以下のようなフロップでベットするかチェックするか決めます。

基本的にA、K、Q、Jが落ちる数によって変わってきます。

・A 7 4と落ちた場合(ハイカードが一枚)

Aを持っていて、キッカーが強い場合はベット70%、チェック30%ほどとします。

Aを持っているがキッカーの自信がない、もしくはAを持っていない場合はチェック80%、ベット20%です。

このようにしてバランスを取ります。

基本的にアーリーポジションは、Aを持っている事が多いと考えられているので、Aハイのボードはベットすれば、どちらかと言うと相手を降ろしやすいです。

しかし相手がAを持っている、もしくはこのボードでの、相手TTなどのミドルポケットを持っている場合は、ベットに対してコールされる場合が多いという事を念頭に入れます。

もしこちらがUTGやEP1、2あたりのアーリーポジションからのレイズにコールするようなハンドとしては、かなり甘めにみてATで、AJを基本として、結構AQを持っている事も多いです(AKは、ほぼ確実にリレイズされると考えます)。

つまりAヒットしていたとしても、それらのキッカーに勝っているかどうかを判断しながらアクションを取るべきです。

相手がコールしてきた場合、こちらがレイズした位置から、相手が持っていそうなハンドを予想するのも重要です。

 

・K Q 7と落ちた場合(ハイカードが二枚)

Kを持っていて、キッカーが強い場合はベット80%、チェック20%ほどとします。

Kを持っているがキッカーの自信がない、もしくはKを持っていない場合はチェック70%、ベット30%です。

1番目の方は相手がQヒットしている場合は、1コールを貰えそうなので、K持ちでキッカーが強い場合はベットの割合が高くなります。

また2番目の場合も、相手がK、Qヒットの場合は1コールありそうですが、JJ以下(77以外)のポケット、Aハイのみなどを降ろせる可能性が高いため、こちらもベットの割合が多くなります。

 

・T 7 3と落ちた場合(ハイカードが0枚)

基本的に、どのハンドでもベット70%、チェック30%ほどとします。

なぜかと言いますと、相手もヒットしていない可能性が高く、ポケット以外はベットされた場合は降りる可能性が高いです。

万が一、こちらのベットに相手がコールした場合でも、ターンでオーバーカードが出てヒットすれば、まくれる可能性もあります。

AJなどの2オーバーでフロートしてくる相手もいるので、そういった相手と見抜いている場合は、どんなハンドでもセカンドバレルを打ちます。

記事としては以上となります。

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おまけ

・「うーん」という類の言葉を相手が発した場合

この言葉を発したプレイヤーは、相手のハンドはボードと絡んでいない場合が多い、もしくは相手にとって怖いカードがフロップに落ちた可能性が高いです。

この言葉を聞いた時、

  • その言葉が相手が思わず出してしまった言葉か
  • わざとそのような事を言って弱気を装わないプレイヤーでないかどうか

上記二点にあてはまるか考えます。

もしあてはまると判断できた場合、相手のハンドは弱いので、ベットやレイズなどアグレッシブなアクションをすれば、相手をほとんど降ろせます。