前回の記事の【意外と知らない】鉄板の風邪の予防法を紹介【覚えておきたい】で、風邪の予防には加湿が重要ということをお伝えしました。今回は、加湿器を持っている人でも、部屋の加湿について注意して欲しい点と、加湿器を持っていない人でも簡単に部屋を加湿できる方法を紹介していきたいと思います。
加湿器が逆効果になる?
寒い時期になって乾燥してくる時期に、手軽に部屋を加湿できる家電として、加湿器がまず上がると思います。この加湿器は水を入れるだけで乾燥した部屋を加湿をしてくれるので、便利な道具です。
しかし、加湿器には気を付けて欲しいデメリットがあります。
1.清掃していないと微粒子化したカビを放出してしまう(加湿器病)
2.付けっぱなしだと加湿しすぎてしまうことがある
以下、説明していきます。
1.清掃していないと微粒子化したカビを放出してしまう
加湿器は、日頃の清掃が必須です。清掃を怠ってしまうと、機械内にカビが発生してしまい、微粒子化して部屋内に放出してしまいます。普段、加湿器を付けているけど、なぜか喉がイガイガするといった症状が出る場合は、加湿器内のカビが原因の可能性があります。加湿器を持っている方は、必ず機械内の清掃を怠らないようにしてください。
2.付けっぱなしだと加湿しすぎてしまうことがある
加湿器は、スイッチ一つで手軽に加湿できるゆえに、付けっぱなしだと加湿しすぎてしまうことがあります。40~60%が最も適している湿度と言われていまして、60%を超えると汗の放出を妨げる為、ジメジメと不快感を感じたり、カビを増殖させるようになります。きっちり測定するのであれば、湿度計を購入して部屋内の湿度を測定するようにしましょう。
また、就寝する時は加湿器は切った方が良いです。前述の通り、加湿器を付けっぱなしだと、部屋を加湿しすぎてしまうことがあり、前述の通り60%を超えだしてくるとカビが発生してきます。そのため、就寝前に適正湿度にしておき、就寝時にスイッチを切るのが良いです。

加湿器を使わずに部屋を加湿する方法
ここで、加湿器を使わずに部屋を加湿する方法を幾つか紹介していきたいと思います。
1.電気ケトルを使う
まず、電気ケトルを使用する方法です。とても電気ケトルでお湯を沸かして、蓋を開けておくだけです。お湯が冷たくなってきたら、再度温めなおします。電気代が気になるという方もいらっしゃると思いますが、電気代はティファールを参考にすると、コーヒーカップ1杯(約150ml)を温めるのに約0.5円、1Lでも約2.4円です。
もしご家庭にある場合は、電気ケトルで温めた後に、蓋を開けっ放しにすれば一石二鳥です。手軽であるので、私はこの方法をよく使っています。
2.バスタオルを水で濡らし固く絞って干す
バスタオルを水に濡らして固く絞って干すことも効果的です。これも簡単にできるので、お勧めです。しかし、バスタオルに雑菌があったりすると生乾きの匂いが少々気になるのが欠点です。特に気にならないのであれば、お風呂あがった後のバスタオルをそのまま干すのでもOKです。
3.霧吹きで空中に吹きかける
霧吹きに水を入れ、部屋の空間に吹きかけることでも湿度を上げることができます。これも手軽で良いのですが、結構湿度が高くなりすぎてしまい、カビの発生を促してしまう可能性があります。
4.洗面器に水を張って置いておく
洗面器に水を張って置くだけでも、部屋の加湿になります。電気ケトルの方法はお湯の蒸気によって加湿できるため、多少開口面が小さくても問題はありませんが、常温の水の場合はその効果が得られません。ですので、開口面が広い洗面器を使うことによって、お湯でなくとも加湿効果が期待できます。ただし、間違ってひっくり返したりしないように注意が必要です。