仕事や付き合いで飲み会に誘われ、飲まざるを得ないという事が多い、または飲み会自体が好きだという方もいらっしゃると思います。お酒が弱い方は少量で、お酒が強い方でも沢山飲んでしまうと二日酔いになってしまいますよね。ここでは二日酔いに効能があると言われている栄養素や食品を紹介していきます。
二日酔いはなぜ起こるのか
そもそも、二日酔いはなぜ起こるのでしょうか。お酒を飲むとまず胃で吸収されて、肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。ここでいうアセトアルデヒドは、二日酔いの原因の有害物質となります。アセトアルデヒドも、さらに肝臓で酢酸を経て、水と二酸化炭素に分解し、無害化します。
しかしながら、肝臓で分解できるアルコールには限度があります。その限度が人によって違いがあるため、お酒の強い、弱いがあるということですね。私もお酒が弱いのに、仕事柄飲まなければならない事が多いので、困っています。
分解できる限度量を超えたアルコールを摂取してしまうと、肝臓の分解が間に合わず、アルコールや分解途中のアセトアルデヒドが体内を巡ってしまうのです。これが、二日酔いが起こるメカニズムとなります。

二日酔いに効能がある食品
まず、二日酔いは食べ方からも予防できます。それは、空腹時を避けてお酒を飲むという事です。おつまみを食べながらお酒を飲めば、胃からののアルコールの吸収時間が3倍になるため、体内における急激なアルコール濃度の上昇を抑えることができます。
また、お酒を飲む30分前までに牛乳やチーズなどの乳製品を摂ると、胃に膜を貼るので、アルコール吸収をさらに遅くすることができます。
肝臓目線で二日酔いに効能がある食品は、以下の通りとなります。
・ウコン(クルクミン)
いわずと知れたウコンです。肝臓で作られる胆汁の分泌を促進し、肝機能を強化します。
多く含まれている食品:カレーライス、ターメリックライスなど

・メチオニン
活性酸素を取り除き、肝機能を強化します。脂肪肝を防ぐ物質を合成した、解毒作用を高める効果があります。
多く含まれている食品:ほうれん草、にんにく、グリンピースなど
・セサミノール
ごま、ごま油に良く含まれている成分で、強い抗酸化作用があるため、肝機能を高めて二日酔いを予防します。
多く含まれている食品:ごま、ごま油など
お酒を飲みすぎないことも重要
以上の対策を取ったうえで、やはりお酒を飲みすぎないということも重要です。付き合いの上でどうしても飲まなければならない事も多いと思いますが、できる事なら自分で飲める量を把握した上で、それ以上は飲まないと断るようにしましょう。