eSportsの本場といえば海外ですが、日本国内でeSports種目として大会が行われているゲームは、どういったものがあるかまとめてみました。
モンスターストライク(モンスト)

モンスターストライクは「引っ張って敵に当てるだけ」という簡単なコンセプトのスマホゲームです。
ただ当てるだけと言いますが、自分が使用するモンスターや敵の属性によって相性があったり、仲間モンスターに当てると「友情コンボ」が発生したりして、敵に強力なダメージを与える事ができます。
モンスターストライクは4人チームのeSportsの種目となっています。
2018年7月1日に千葉幕張メッセにて、公式大会であるモンストグランプリ2018 チャンピオンシップが開催され、優勝チームは優勝賞金3000万円と副賞多数を獲得されました。
こちらの大会では、以下のようなルールを使用しました。
■「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」 大会ルール
「モンストグランプリ」では、スマホアプリ「モンスターストライク スタジアム」を用いてモンストの腕を競い合います。「モンスターストライク スタジアム」は、モンスト初のスピンオフタイトルで、4 vs 4の最大8人でのチーム対抗対戦プレイが可能な、対戦に特化したスマホアプリです。勝敗には、対戦相手チームよりも先にステージクリアを目指すタイムアタック形式を採用しています。また、アプリ内のすべてのキャラクターを使用できるため、ユーザー全員が同じ条件のもと、日々の鍛錬による“モンストの腕”を発揮していただけます。なお、本アプリは日本eスポーツ連合公認eスポーツタイトルです。
4Gamer.net様 「モンストグランプリ 2018」実施レポートを公開。優勝者は“今池壁ドンズα”より
同じ条件、同じ敵を倒し、そのタイムを競うタイムアタックです。
高額賞金大会も開催していまして、スマホゲームですので、気軽に始められるのもメリットです。
STREET FIGHTER(ストリートファイター)

ストリートファイターは約30年の歴史がある、言わずと知れた格闘ゲームの超大作です。
現在の最新シリーズである「ストリートファイターⅤ」は、海外でもeSports競技として人気を誇っていまして、多くの賞金制の大会が開かれています。
2018年9月23日の東京ゲームショウでは、「CAPCOM Pro Tour ジャパンプレミア」の決勝が行われ、海外でも大活躍されている、ときど選手が優勝し、優勝賞金500万円を獲得しました。
昔、ストリートファイターシリーズを遊んだことがあって、また始めたい、またはもう一度極めてみたいということでしたら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
シャドウバース(Shadowverse)

シャドウバースはスマートフォンでプレイできる、対戦型オンラインTCGです。
プレイヤーはそれぞれが用意したデッキを用い、別のプレイヤーと1対1でバトルします。
バトルではユーザーは交互にターンを行い、フォロワー(戦隊)を召喚して攻撃したり、スペル(呪文)やアミュレット(置物)で自分のフォロワーを支援したり、逆に相手のフォロワーを撃破したりします。
対戦相手の体力を0にすれば勝利となります。
2018年12月16日(日)に千葉幕張メッセで行われた、世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」で日本人である、ふぇぐ選手が優勝し、なんと優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)を獲得しました。
日本国内で賞金1億円は過去最高額でして、eSportsが世界と比べて発展していない日本でこれだけの額を算出できたのは、発展に向けて一歩前進といったところです。
あの堀江貴文さんも、この出来事について言及しています。
ホリエモン、eスポーツで日本人に1億円は「法的な問題をクリアしたところが大きい」(SANSPO.COM様)
カードを集める必要があり、極めるのであればある程度の課金は必須ですが、モンスト同様、基本プレイは無料です。
レインボーシックス シージ(Rainbow Six Siege)

レインボーシックス シージは、5 vs 5のチームで戦うFPSのゲームです。
このゲームにはルールが幾つかありますが、eSportsで行われる大会としては、「BOMB」というルールが人気です。
ちょっとルールが難しいので、細かく説明していきます。
1.攻撃側(建物外)と防御側(建物内)で分かれる
2.防御側は一定時間、建物の中で守りやすいように壁を壊したり、逆に攻められにくいように補強したりする

3.一定時間過ぎた後、攻撃側が建物の中を攻められるようになる
そして以下が攻撃側、防御側の勝利条件となります。
・建物内の爆弾のある部屋に「ディフューザー」を仕掛けて一定時間ディフューザーを守り切る
・相手5人全員倒す
・爆弾のある部屋に攻撃側にディフューザーを設置されず、制限時間守り切る
・設置されたディフューザーを解除する
・相手を5人全員倒す
レインボーシックスゲージの面白い所は、壊せる壁が多いため、色んな攻め方、守り方があり、キャラクターの体力が低い点にあります。
またキャラクターも多彩で、補強された壁を壊す能力を持っていたり、ドローンを使って偵察できたり色々な能力があります。
現在、日本では高額賞金の大会は開催されていませんが、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)のライセンス認定タイトルとして選ばれているため、今後に期待です。
闘会議で日本最強チームを決める大会が開かれています。
レインボーシックスゲージはPS4、Xbox One、PCで遊べますが、現在はPS4版の方が人が多いようなので、これから始める場合はPS4をお勧めします。
一味違ったFPSを遊びたい方はどうぞ。
ウイニングイレブン

言わずと知れたウイニングイレブンです。
知らない方の為に説明すると、このゲームはサッカーゲームでして、選んだチームの選手達をパス、シュートなどコントローラーで操作してゴールを狙っていきます。
ウイニングイレブン2019は2019年の茨城国体でeSportsの種目として選出されています。
茨城国体のeSportsについてはこちら。
また、インドネシアのジャカルタで開催された第18回アジア競技大会のeSports競技にて、「ウイニングイレブン2018」において、日本代表が優勝しました。