eスポーツ業界に必要不可欠なのが、スポンサーの存在です。
プロゲーマーとして活躍したい方であれば、誰もが企業からスポンサーを受けて強くなったり、結果を出していきたいですよね。
この記事では、eスポーツ業界におけるスポンサーの重要性と、企業がスポンサーになるとどのようなメリットがあるかを知る事ができます。
eスポーツにはスポンサーの力が不可欠
eSportsの収入のおよそ60~70%はスポンサー・広告から生み出されている。広告収入が獲得できるということは、eSportsが観戦に値するコンテンツと認識され、多くの観戦者を集めている証拠である。
~中略~
アメリカでは既存のプロスポーツチームや個人投資家などが活発にeSportsへの投資を始めている。人々の注目を集めるという点ではeSportsのコンテンツ力は従来のスポーツに引けを取らない。コンテンツ力があるにも関わらず、施設やeSportsプレーヤーの獲得・維持にかかるランニングコストが現段階で比較的安価である。この投資対象としての魅力が、投資家がeSportsに注目する理由のひとつである。
笹川スポーツ財団様 アメリカのeSportsの現状より
上記の記事の通り、国内にeスポーツを浸透させるためには、日本の大企業のスポンサーの協力が必要不可欠です。
現在、日本の大企業としましては、auやサッポロ、サントリー、TOYOTAなどがeスポーツ業界に参入しています。
ここで一旦、企業がeスポーツに参入するメリットをまとめます。
- 若い人達をターゲットに宣伝できる
- 自社ブランドにゲームという新しい付加価値を与える事ができる
- eスポーツの大会にて自社ブランドを宣伝できる
以上のことから、結果として自社の製品の販売促進につなげることができます。
意外なのが二番目の「ゲームという付加価値」ですが、ゲームというブランドは会社に対して「未来的」であったり、「挑戦的」な印象を与える事ができます。
以下の記事は、ニコニコ闘会議にてKeSPAと呼ばれる韓国eスポーツ団体の方と日本のeスポーツについて対談しました記事でして、こちらでも大企業がスポンサーになってくれる事の重要性について語られています。
GameBusiness.jp様 「日本のやり方はうまくいかない」韓国のe-Sports協会「KeSPA」合同取材で見えた日本のビジネスモデルの穴
大企業がスポンサーになった時の反響
例えば、テレビのCMで「○○はeスポーツを応援しています」と放送された時(○○には大手企業名が入ります)、視聴者にかなりのインパクトを与えることになりますし、eスポーツを良く知らない人は「eスポーツって何だろう?」と調べるでしょう。
このCMを見た人達は、日本で何か新しい「eスポーツ」というものが始まりそうな予感がするはずでして、このような活動を少しずつ続けていく内に、日本でeスポーツが身近なものになってきます。
現在、その予兆が少しづつ出てきていまして、深夜番組ではありますが2019年3月現在、「いいすぽ!」という番組が放映されていて、バカリズムがMCを勤めて、ストリートファイターⅤやスマブラなどの大会を開催しています。
深夜番組とはいえ、地上波にこういった番組が放送されるようになったという事は、徐々にeスポーツが日本に浸透してきている証拠です。
海外と日本では土壌が違っても海外をモデルにすべき

スポンサーの話からちょっと離れます。
「海外のesportsはそもそも日本とは土壌が違うので、海外の方法は参考にならない」と否定的な事を言われていますが、上手くいっている海外を参考にしないのは、日本のeスポーツ業界の成長を遅らせると感じています。
目標とすべきだったり、モデルとすべきなのは、間違いなく海外の上手くいっている事例です。
ただ、海外の方法をそのまま取り入れるのではなく、日本人向けにカスタマイズすべきだと思いますので、今後サービスが練りこまれていきまして、日本独特のeスポーツが生まれることを期待しています。