記事の内容をちょっとお話しますと、様々な大会で結果を出し、プロゲーマーとして知名度が上げることができれば、スポンサーやメディアに自分を売り込む事ができ、esportsで生活できます。
しかしプロゲーマーに至るまでの収入の確保という、後ろ盾も大事でして、その部分は個人で考えていかなければなりません。
今回の記事はその方法を以下、説明していきます。
日本の有名プロゲーマーの収入源
まず最初に日本のトッププロゲーマーでいらっしゃる、ときどさんやウメハラさんの収入源を見ていきます。
・スポンサー契約、大会の賞金
ときどさんは海外の有名esportsチームのEcho Foxとスポンサー契約をしていましたが、2019年1月31日をもって契約が終了となり、現在は日本の「TOPANGA」という、格闘ゲームを中心として日本のesports業界を盛り上げているメディア会社に所属しています。
ウメハラさんはあのエナジードリンクのRed Bull社、日本の様々なesportsに携わっていますCygames社とスポンサー契約を結んでいます。
また、ときどさんの生涯獲得賞金は約2300万円で、ウメハラさんは約2100万円と言われています。
・動画の投稿
ときどさんは今まででしたらOPENREC.tv内のTOPANGA TVにて、前回所属していましたEcho Foxの配信をされていたようですが、現在は所属していませんので配信をしていいませんでして、最近ではAmeba TVにて様々な番組に出演されています。
ウメハラさんはTwitchのグローバルアンバサダーでして、Twitchのライブ配信をされていまして、ときどさんと同様にAbema TVにて様々な番組に出演されています。
・書籍の出版
ときどさんは以下の書籍のみ出版されています。
また、ウメハラさんは以下の代表的な二冊でして、全部で約10冊弱ほど出版されています。
先述しました収入の内、大会の賞金以外は過去から現在に至って様々な大会等で結果を出して有名となり、その経験や知名度から上記の仕事が依頼されています。
ときどさんやウメハラさんのように知名度が上がれば、色々な仕事が依頼されるようになる為、esportsで悠々自適な生活ができるようになるでしょう。
様々な大会で継続的に結果を出して知名度が上げる事ができ、スポンサー契約やメディア出演、動画配信の仕事を貰えるようになれば、esports一本で生活できる
まとめると上記のようになります。
この目標に到達するための方法
それでは結果を出すまでに、個人でどうやって収入を得ていけば良いのでしょうか。
・ゲームの練習時間をコンテンツにしてブログや動画で発信する
この方法ですと最低1年の長いスパンで続けていかなければ、収益に結び付かないというデメリットがありますが、収益が出るようになりましたら、寝ていてもずっと収入を生み出し続けてくれる、初期投資がそこまで大きくないというのがメリットです。
なぜブログや動画が良いかと言いますと、この二つはもしプロゲーマーを目指すのであれば、自身がプロになっていくまでの経験を配信するため、片手間でやっているゲーム配信者達よりも内容が濃い→結果としてアクセスを集めるからです。
それを観る人からすると、必要な攻略情報も手に入り、より面白さや興奮が伝わってきますし、継続して発信していくと、あなたのファンになる方もいらっしゃると思います。
ブログで発信するなら上の記事を、動画で配信するなら下の記事を参考にして下さい。



・兼業プロゲーマー
企業で働きながら、仕事終わりにゲームの練習をするという方法です。
実際に日本の兼業プロゲーマーで結果を出している方もいらっしゃいまして、日本のeスポーツチームのTeam Liquidに所属している、ネモさんがその例です。
ネモさんは、仕事をしっかり全て終わらせて定時に退社し、そのままゲーセンで腕を磨いているそうです。
やはりプロゲーマーは練習時間が大事ですから、できることなら定時に退社でき、ゲームの練習時間を確保できるような職場を選択したいです。
もちろん、賃金が高ければベストですが、やはりプロゲーマーを目指すのであれば、定時で退社できる企業にこだわった方が良いです。
・株式やFX、仮想通貨投資等の時間に縛られない収入
投資の世界は厳しいですが、可能性は捨てきれませんので候補に挙げさせて頂きます。
初期の投資金が必要、損をする可能性もあるというデメリットがありまして、メリットは上手く方法を掴めば、それだけで食べていく事ができ、時間が余るので練習に集中ができるという点です。
以上、三つの方法を挙げさせて頂きましたが、もし自分に合う方法がわからなければ、どれも少しづつ試してみて感触を掴んでみることをおススメします。
意外と文章を書くのが得意なことが判明したり、FXの才能があることを発見できるかもしれません。
周りの環境に頼らないこと
WELLPLAYED JORNAL様は、現在の日本におけるesportsプロチームの現状と、業界全体について、以下のように仰っています。
現在、日本には約45チームのプロチームが存在するが、マネタイズできている、平たく言うと「飯を食っていける」チームは上位3~5チームほどにとどまるという。
~中略~
また、海外のesports興行の収益は、
- 放映権販売
- グッズ販売
- チケット販売
- スポンサー収入
が大部分を占めているが、現状の日本においては、母数が圧倒的に足りず、成立しない。
古澤氏によると、行政や公的な機関を巻き込んで予算を確保する「esports+地方創生」「esports+雇用創出」といった「esports+α」の考え方が重要になる。
大規模な大会だけでなく、気軽にesportsに触れられるインフラ整備を進めることが、日本のesportsが成長するきっかけになるのだという。
WELLPLAYED JORNAL様 esportsって儲かる?業界関係者が現状と展望を語る【TGS2018】より
この記事を見ると日本のesports業界の未来は暗いのか、と思ってしまいますが、そうではありません。
Gzブレイン社は、日本のesports市場規模は、2018年の約48億と推定されており、2022年には100億まで拡大するとされています。
今後海外のようにプロゲーマーが日本でも浸透してきまして、職業として選択できるような未来が来るかもしれません。
しかし、それはまだ先の話になりそうという点と、現在のようなプロゲーマーを職業として選択が難しい状況が続く可能性もあるため、厳しいようですが、今から何かしらの収入を手に入れられるように動くべきです。