今回はeスポーツ選手になるために、企業やスポンサーが求めるものや必要な心構えを説明していきまして、企業とeスポーツを掛け合わせる事で新しい試みを行っている情報を入手しましたので、こちらも紹介していきます。
この記事を読みますと、
- eスポーツ選手に必要な心構え
- eスポーツ業界はどのような組織を構築しているか
- 企業側が見出したeスポーツの新しい可能性
以上3点を知ることができます。
正直、この記事を書いている間、恐縮な気持ちとなりましたが、実際にeスポーツチームを経営している方のお話等、様々なeスポーツ業界の情報を仕入れた結果、率直に感じた事をそのまま書いています。
プロのeスポーツチームになるために必要なこと
まず、eスポーツチームの結成方法にもいろいろありますが、最初は好きなゲーム同士で集まって楽しむだけでもOKで、eスポーツ活動を重ねていく中で、もし強くなったら大会に出て賞金を狙っていくというのでも問題ないかと思います。
もしチームが強くなっていき、各大会でも優秀な結果を出せるようになり、チームとして独立していきたいと考える場合は、まずはチーム全体で収益を確保していく事が必須となっていきます。
この収益の確保について、チームの監督やマネージャーだけでやりくりできればベストでして、それも仕事の一つではあると思いますが、いま現状の日本のeスポーツ業界では、選手達も利益を得るという意識が必要です。
正直な所、日本のeスポーツ業界は収益を確保する事が難しいので、選手達は大会の賞金だけではなく、広告収入やストリーマーの収入を確保するなど、利益に対して意識の高い人材でないといけません。
どこかのプロチームに所属したり、個人としてスポンサーを受けたい場合は、ゲームの腕以外に、チームやスポンサーに対して具体的にどういった活動で収益を生み出す事がでいけるかをアピールする必要があります。
eスポーツ業界で活躍する組織

ここでちょっと視野を広げるために少し難しい話になりますが、eスポーツでよく注目されるのは選手やチームですが、eスポーツ業界の仕事は以下のように構成されています。
- 大会ルールを作る運営
- ソフトや調整を行うゲーム制作会社
- eスポーツの選手達やチーム
- 大会の運営やチケット販売
- 大会の実況や配信会社、ファングッズ販売など
→上記の方々が一貫となって、顧客にエキサイティングな体験を提供する
eスポーツを成功させるためには、この5つの組織が全てWin-Winになるようにプロデュースし、顧客を満足させるような活動を行い、顧客やスポンサーからお金を出して貰わなければなりません。
この「5つの組織全て」というのが重要でして、例えば、上記の中でゲーム制作会社が儲からなかったとすると、ゲームタイトルは出たものの、ゲームバランス調整(ナーフなど)が納得のいくものにならなかったり、次回作が発売されなかったりします。
もし選手になりたいのであれば、この5つの組織を意識して行動するようになりますと、そのゲームタイトルの欠かすことのできないeスポーツの一員になるのではないのでしょうか。
以下の記事では、スポンサー自身の事についてや、スポンサーはどういった内容をeスポーツに求めているかをまとめていますので、宜しかったら参考にして下さい。

企業×eスポーツの新たな可能性

関西の企業では複数の企業で実業団を作り、一定期間ごとにゲームタイトルを変えながらeスポーツのリーグ戦を行うという、新しい試みが行われています。
内容としましては、選手達にしっかり給料を出し定時程度の仕事をしてもらい、仕事が終わった後にeスポーツの練習をするというものです。
企業側が率先してeスポーツの練習を奨励しているため、企業側のサポートもあり、堂々と定時で退社できるため、練習に打ち込む時間が保証されているのが良い点です。
もし通常の企業ですとeスポーツに本気で打ち込む場合、まずはeスポーツに対して理解を得る所からスタートしなくてはならず、結構ハードルが高いです。
今回のこちらの関西の例は、プレリリースの段階で、数えきれない程の問い合わせがあるほど反響があったそうです。
素晴らしいですね。esportsを企業に取り入れる事により、
・人材不足を解消
・若手が憧れる企業になる
・社員のコミュニケーション不足解消企業にeスポーツの導入を推奨。関西で社員を選手に??関西企業リーグ開幕へ – ワンズバトルドックス合同会社のプレスリリース https://t.co/Hf8M1WAgpw
— はすけん (@hasuken1616) 2019年3月6日
また、eスポーツを企業の部活動として取り入れると、チーム戦になる事が多いので、従業員同士や若手とのコミュニケーションを取る事ができます。
これは意外と盲点でして、近年飲まない新人が増えてきたり、若手社員とのコミュニケーションに困っている企業が多いのですが、eスポーツは今後新たなコミュケーションツールとしても発展していく可能性があります。