営業においてお客様にアプローチする方法は、どのようなものがあるのでしょうか。
アプローチする時は、ある製品や商材を売りたい時ですよね。今回は、アプローチ方法の基本である、メールと電話について触れていきまして、テンプレートも用意しましたので、成約率が高い方法を具体的に紹介していきたいと思います。
私は営業職を約10年勤めていまして、もはやベテランの域に達しています。10年間営業をしましたら、どのようなアプローチ方法が勝率が高いか判明してきました。
アプローチをする目的は何か
それは、アポイントを取る一点のみです。製品を紹介する時は、アポイントを取れるようにアプローチするのが基本でして以降、アポイントを取る事を目的として説明しています。
実際、アポイントを取って製品を紹介する方が、勝率が高いです。なぜかと言いますと、実際会って紹介する場合、その場でお客様の疑問点を全て解決でき、予算状況や購入確度の情報を得る事ができまして、アポイントが済んだ後も次の作戦を立てられるからです。
メールでアプローチする
製品を紹介する上で一番オーソドックスでお勧めしたい方法は、メールでアプローチする方法です。これは、自分なりのメールのテンプレートさえ作ってしまえば、後はほぼコピペで様々な人に送ることができます。
メールでのアプローチについてイメージして貰いやすくするために、以下にテンプレートを作成してみました。コピペして使って頂いても構いません。
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件名:(製品)のご紹介の件 ○○株式会社 △△
~~株式会社
××様
お世話になっております。
○○株式会社の△△でございます。
今回は、○○社(自社製品であれば、弊社)の(製品名)という製品をご紹介させて頂きたく、メールさせて頂きました。
(製品名)の特徴は以下の通りでございます。
特徴(3点ほど。説明をかなり絞って要点のみ書くことが大事)
(ここに製品名とあれば製品紹介のURL)
・
・
・
もしご興味がございましたら、ちょうどそちらにお伺いする予定がございますので、〇月〇日〇時に、一度ご紹介させて頂けませんでしょうか。
→このような内容であれば、臨機応変に変えてもOK。あくまで相手の都合に合わせること
お忙しい所恐れ入りますが、宜しくお願い申し上げます。
○○株式会社
△△
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以上です。シンプルで恐縮ですが、長さと内容はこれくらいの方が良いです。アポイントメールを送る際に気を付けて頂きたいのは、以下の3点です。
- なるべく要点を絞ってシンプルに書く
- 相手の都合を気遣った文章にする
- セールス感のない普段の要件メールのような文章にする
1番目と2番目は、事務的なメールを送る場合でも重要です。3番目が割と抜けている方も多いかと思いますが、製品のアポイントメールを送るからといって、ガチガチに気合の入った文章にしてしますと、相手も警戒してしまいます。
また、時間を例えば「13時~13時半」と30分で終わらせる旨を書き、「時間をあまり取らせない」と書いておくと、アポイントが取れる可能性が上がります。製品紹介を凝集させる必要がありますが、30分であれば聞いてくれるひとも多く、実際にアポイント始まって話が盛り上がると、大体30分を超えて説明できることが多いです。
電話でアプローチする

現代社会ではメールが主流ですが、もちろん電話でお客様にアプローチする方法もあります。相手の様子を伺いながらアポイントを取れるので、人によってはこちらの方が得意という人もいると思います。
しかしながら通常はメールでアポイントを取り、電話は以下の条件の時のみにしましょう。
- アポイントを取りたい日時が押し迫っている
- 早く結果を知る必要がある
理由としましては、相手に電話を取らせるという行為は、多少なりとも作業を中断させ、時間を奪うことになるからです。私も昔はそうだったのですが、どんな要件でも電話で連絡を取っていると、相手に「面倒くさいなぁ」と思わせてしまう事にもなりますので、急を要する時以外は基本的にメールで連絡を取るようにしましょう。
電話でアポイントを取る場合は、電話をかける前に以下の事項をメモして、それを見ながらアポを取ると焦らなくて済みますのでオススメです。
- 紹介したい製品の特徴を1点のみに絞って簡潔に
- アポイントを取りたい日時(〇月〇日〇時~)
不安であれば文章にして読むだけにしておけば、ハードルが下がりますよ。
アプローチせずとも注文が来るような信頼関係を築く
以上、メールと電話の二種類のアプローチ方法を紹介しましたが、アプローチしなくても、お客様と信頼関係を築いていれば、何もせずともお客様から注文が来ます。
難しそう…と考える人もいるかもしれませんが、ポイントさえ押さえてしまえば簡単です。この辺りの紹介は下記の記事で書いています。

アプローチしなくとも、お客様から相談が来るのは理想的でして、お客様が求めてくる製品や情報を提供する形になるため、お互いwin-winで長続きする関係となります。
お客様の立場で考えると、例えば製品のアプローチをされて興味がなかったり、必要がなくて断る時は、多少なりとも気を遣ってしまいますよね。そして、あまりに外した提案を何度もしてきたり、しつこかったり、清潔感がなかったりすると、「あまり来てほしくないなぁ…」と考えてしまいます。
お客様との信頼関係を構築できる方法は、お客様が求める仕事を迅速、丁寧にこなす事ですので、覚えておきましょう。