ダイエット

【我慢】ダイエット中でも美味しい物は摂るべき理由【大敵】

ダイエットって食べ物を我慢をしなくてはならないんじゃないの?美味しいものは食べちゃいけないイメージがある…

食べたいもの我慢することは、一時的に摂取カロリーを抑えることができますが、実は後の事を考えますと、科学的にあまり宜しくなく、ダイエットの成功率に悪い影響を与えてしまうのです。

今回はその理由をお伝えするとともに、美味しい食事とダイエットの関係について解説していきたいと思います。

美味しい食事は我慢しない方が良い

本来食べたいと思っているものを我慢すると、素直に食べるよりも約1.5倍欲しくなるという研究結果があります。そのため食べたい物を我慢すると、かえってドカ食いしてしまうリスクが増えるのです。

ただ、次の条件で食べるようにしましょう。

  • 食べる量には注意する
  • 食べる時間帯は、食事はなるべくお昼、間食であれば15~16時頃に食べること

以上です。食べたい物は我慢せず食べ、満足感を得た方が良いです。そもそも、食べたい物を我慢するダイエットは、意志の力が必要となるため、挫折してしまうことが多い→ダイエットの成功率が低くなります。

また、美味しくない食事は、自律神経を乱すとも言われていまして、腸内環境を悪くします。そして、腸内環境が悪くなりますと、太りやすい身体になります。以下がそのメカニズムです。

  • 腸内環境が悪くなる
  • →食べたものが上手く吸収されなかったり、悪い形の栄養素として吸収される
  • →悪い形の栄養素はそのまま血液に渡され、上手く代謝がされず、血中脂肪が増加
  • →太りやすい身体になる

意外と知らない方が多いですが、このような悪影響があります。もし、腸内環境の改善について詳しく知りたい方は、以下の記事もどうぞ。

ダイエット中に便秘が悪影響を及ぼす理由【最初に解消】  今回はこのような疑問にお答えします。 腸の機能について 腸は二番目の脳と呼ばれていまして、良いも悪いも、腸の調子が身体にそ...

食べないのではなく「置き換える」

近年、糖質制限ダイエットなどが流行しています。確かに、糖質は太る唯一の原因と言う文献もあるぐらい、ダイエットにおいて重要な物質です。しかし、糖質は体内でエネルギーを生み出す重要な栄養素ですので、全く糖質を摂らないと、頭が回らなかったり、疲れやすい身体になります(筆者経験談)。

そのため、ご飯は全く食べないのではなく、ご飯を減らす事にして、タンパク質に置き換えるようにしますと、満足感がありますので続きやすいです。手っ取り早いのは、ご飯をゆで卵に置き換えるというものでして、満足感もありますし、卵の良質なタンパク質を摂ることができますので、オススメです。

最近では卵を始め、食品に含まれるコレステロールは血中コレステロールをそこまで上げないという研究結果もありますので、一日2、3個食べても問題ありません。ご飯の減らす度合いに関しては、自分の体調と相談しながら判断しましょう。

この辺りのお話を詳しく知りたい方は、以下の記事でまとめていますので、宜しかったらどうぞ。

ダイエットで代謝の意識はもはや必須です【身体の機構を知る】  今回はこのような疑問にお答えします。 代謝モードには二種類ある それは、エネルギー代謝によって糖質が使われるモードと、脂質...

うま味について知って満足感を高めると効果的

日本で発見しました第五の味覚と呼ばれている「うま味」ですが、海外でも「umami」という形で注目されてきています。実は、このうま味は食事の満足感を高め、その満足感が食事後の間食や食べ過ぎを抑えることができるのです。

ここで、うま味の原理について触れたいと思います。うま味成分は主にグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸の3つがあります。

うま味物質として知られているものにグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などが挙げられます。グルタミン酸はたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の中の一つ。また、イノシン酸、グアニル酸は核酸に分類されます。
これらのうま味物質はさまざまな食品に含まれています。グルタミン酸は昆布や野菜などに、イノシン酸は魚や肉類に、グアニル酸は干しきのこ類に多く含まれています。

うま味を多く含む食品

日本うま味調味料協会 うま味の成分より

このうま味は、例えばグルタミン酸+イノシン酸など、異なる種類のうま味成分を掛け合わせると、うま味が7~8倍まで引きあがります(グルタミン酸+グルタミン酸ですとこの引き上げはありませんので、注意です)。上記の日本うま味調味料協会様の引用を確認しまして、異なるうま味成分の組み合わせで食事を作るようにすると、食事に対する満足感が増えますので、活用してみて下さい。

以下のリンクは、お茶村という会社の天然素材から作った、出汁の素です。うま味成分が凝縮されていますので、忙しかったり、普段の調理で出汁を取るのがめんどくさい方は、活用されるのをおススメします。

美味しい料理の決め手に!【お茶村の旨味だし】

うま味でこってり好きの味覚を治す

ダイエットを行っていく上で、濃い味に慣れてしまっている人は、まず「和食の出汁の味が美味しく感じる」ような味覚にシフトしていくべきです。

ハンバーガーやポテトチップス、甘いケーキなど、いわゆる濃い味に慣れてしまっている方が、出汁で味付けしました和食や無塩のナッツなどのような、ダイエットに効果的な食事を食べても、かなり味気なく感じてしまいます。そのため、いきなり全部をダイエットに効果的な食事に置き換えるのはすぐ挫折してしまう原因になります。

しかし、人の舌の味覚細胞は二週間で置き換わると言われていますので、少しずつ濃い味の食事を減らし、出汁で味付けしたような和食の食事を増やしていくことを二週間続ければ、良い食生活にシフトすることができます。

ファーストフード→和食や素材の素朴な食事

これだけでも、今よりかは遥かに痩せるとは思いませんでしょうか。味覚を変えるだけでも、ダイエットになりますよ。