このような疑問にお答えします。
大昔食べていた物を食べる

判断基準としましては、「この食べ物は日本の大昔の人は食べていたのだろうか」と考えます。例えば大昔の人は、ハンバーガーですとか、甘い炭酸飲料、白砂糖やお菓子とかはありませんでしたよね。大昔は、獲物をとって肉を食べたり、魚が取れる地域では、獲れる魚をメインのタンパク質とし、ジャガイモを蒸したり、甘いものといえばさとうきびをかじっていました。
現代では、ふらっと近くのコンビニにいけば揚げ物やお菓子を簡単に手に入れる事ができます。しかし、それは食品メーカーが「うちの製品を食べてほしい!」と研究を重ね、昔なかった食品を、私たちの味覚に合わせるように作ったものです。
良く考えて欲しいのですが、大昔の人達に肥満の人はほとんどいませんでして、筋トレなどせずとも身体は引き締まっていました。なぜかと言いますと、獲れたものを自然に近い状態で食べる事により、高い栄養素を補給し、健康かつ無駄な糖質や脂質を摂取していなかったからです。
そのため、なるべく人が手を加えた人工的な食品ではなく、自然に近い形でものを食べることがベストです。私たちの身体は、現代で人工的に生産された食品を真に受け付けないのです。
食肉の話になるのですが、2015年に世界保健機構(WHO)はハム、ベーコン、ソーセージなどの加工肉には発がん性があると発表しています。できれば加工されていない肉を自分で焼いたりして調理するようにした方が良いです。
また、我々日本人は、世界的に見ても縄文人のDNAを強く引き継いでいることが、研究で明らかになっています。
和食が最強
ダイエットや栄養学的にも、和食は日本が誇る最強の食事文化です。焼き魚や味噌を始め納豆、豆腐などの良質なタンパク質、和え物などの葉物を加えると食物繊維が摂れ、食事全体のカロリーを抑えることができます。加えて酢の物は海藻の食物繊維と酢が血糖値の上昇を抑える効果がありますので、積極的に摂るようにしましょう。
和食にするのが習慣化できない人は、無理にでも「味噌汁だけは作る!」と決めておくと、自然とご飯と主食や小鉢を付け合せざるを得なくなりますので、自然とバランスの良い食事にできます。
しかし、「ご飯、味噌汁、たくあんのみ」は一見質素で健康的に見えますが、これでは塩分が多くバランスが悪くなってしまいますので、なるべく品目を多く、栄養バランスに気を使った内容にしましょう。
カロリーゼロ食品は普通に太る
カロリーゼロの食品は、ダイエット食とされていますが、糖質が含まれていますので、食べ続けていると普通に太ることがわかってきています。また、このような食品は加工された、人工甘味料を使用していますので、私たちの身体に合わないものになります。
このような食品でお腹を満たすよりも、バナナなどを食べる方がよっぽど健康的です。バナナにはカリウムやビタミン等が含まれていて、お腹も満たされますのでオススメです。
糖質について
糖質はダイエットを行っていくうえで、重要なファクターです。食事をすると血中のブドウ糖の濃度が上がります。血中のブドウ糖の濃度が高すぎて、インスリンで分解できないブドウ糖は、中性脂肪に変わります。これが太る原因です。
以下の記事では、ダイエットをする時は糖質とどう向き合っていけば良いかを解説した記事となります。宜しければどうぞ。

豆乳について
豆乳を含めて大豆製品は、食物繊維が豊富に含まれていまして、ダイエット食として効果的です。特に、間食と一緒に摂ると良いですよ。この辺りのお話は、以下の記事で紹介していますので、興味がありましたらどうぞ。

ダイエットと健康になる事はセットにして考える

近年では様々なダイエット法が生まれ、その度に世間をにぎわせていますが、我々は自分の目で見極める必要があります。チェックすべき点として、それが科学的根拠に基づいているか、栄養学的に問題ないかを見て下さい。もし一時的に体重が落とせたとしても、健康を害してしまいましたら元も子もありませんし、それは良いダイエット法とは言えません。
ダイエットを行う時は、「健康になる」ことをセットにして考えるようにしましょう。例えば糖質やお菓子の食べ過ぎを控えて、野菜を多く摂るようにすれば、それだけでダイエットと健康になることをセットで行っていることになります。ぜひ、上記で紹介しました方法を試してみまして、健康的に痩せることを目指してみて下さい。