ダイエット

ダイエット中に便秘が悪影響を及ぼす理由【最初に解消】

便秘になっているとダイエットに悪影響があるって聞いたけど、なぜか知りたい!

 

今回はこのような疑問にお答えします。

腸の機能について

腸は二番目の脳と呼ばれていまして、良いも悪いも、腸の調子が身体にそのまま影響を及ぼします。腸内環境が悪くなりますと、副交感神経が上手く働かなくなり、自律神経が乱れます。

その結果、体内に以下のような悪影響を及ぼします。

  • 代謝が落ち、太りやすくなる
  • 体力や免疫力が低下する
  • 血流が悪くなる
  • 臓器の働きが悪くなる

便秘になっているだけで、このような悪影響を受けてしまうのです。

過去にダイエットをしようと食べる量を制限していたけど、なかなか効果が得られなかった…そういった方は、腸内環境が悪かった可能性があります。

腸内環境が悪かったり、便秘になっている場合は、以下のような事が起きます。

  • 食物の消化が悪くなる
  • 良い栄養素を効率よく吸収できず、逆に毒素を増やしてしまう

腸で吸収された栄養素は肝臓へと送られるのですが、便秘になっていて腸で良い吸収できませんと、状態の良くない栄養素を肝臓へと送る事になります。そしてその結果、上手く体内で代謝が行われず、血液がドロドロになります。そして、体内には代謝できなかった内臓脂肪が貯まっていきます。

つまり、腸内環境が良い人と悪い人が、同じ食事をしても、前者は健康的で痩せていますが、後者は内臓脂肪が貯まり太ってしまう、といった状態が起こってしまうのです。

そのため、ダイエットを決意した時にまずやるべき事は、腸内環境を良くして便秘を解消することです。

腸内環境を良くして便秘を改善する方法

それでは、腸内環境を良くするためには、どのような事を行えば宜しいのでしょうか。以下、解説していきます。

ちゃんと食事をすること

実はしっかり食事をし、腸に栄養素を送ることが、腸に良い刺激を与えているのです。逆に急激な食事制限や断食をしてしまうと、腸への刺激が少なくなり、腸内の繊毛が少なくなってしまう→酵素が減り、消化効率が落ちてしまいます。

そのため、一番良いのは一日三食ちゃんと摂る事です。朝食を抜いて一日二食という人もいると思いますが、朝は簡単でも良いので何か口にするようにしましょう。

ヨーグルトや発酵食品を摂る

腸内環境を良くするといって思いつくのは、ヨーグルトや発酵食品を摂るという事ですよね。まず、ヨーグルトに関してですが、実はメーカーによって乳酸菌の種類が違いまして、人によって合う合わないがあります。ヨーグルトですから、どのメーカーの製品でもある程度身体に良いわけですが、その中でも自分にとって良いパフォーマンスを発揮するヨーグルトが存在します。

その探し方というのは以下の通りです。

・まず同じ銘柄のヨーグルトを3~4日摂る

→この間お腹が張る事がありますが、この状態が3~4日食べ続けても続く場合は、それは「合わない」ヨーグルトです。ここで、別のメーカーのヨーグルトに切り替えます。

・自分に「合う」ヨーグルトの場合

→色々試してみまして、もし自分に合うヨーグルトを食べた時、早い人は数日で体調が良くなったり、便通が良くなります。大体目安としては、2週間続けてみると良いです。

こればかりは確率論なので、各メーカーのヨーグルトの味を楽しむという感覚で気楽にやってみると良いです。

また、是非ヨーグルトのお供に加えて欲しいのは、オリゴ糖です。オリゴ糖は腸内の善玉菌の良い餌となりまして、善玉菌が増える手助けをしてくれます。オリゴ糖はスーパーで単体でも売っていまして、手軽に摂ることができますよ。ハチミツでも代用ができます。

また発酵食品としては、納豆、味噌やキムチ、チーズ、漬物などを摂る事により、腸内の善玉菌を増やすことができます。もし、ヨーグルトがあまり好きでない方は、こういった食品で腸内環境を良くしていきましょう。

食物繊維を摂る

特に難しく考える必要はありません。なるべく野菜、海藻、キノコ、果物を多く摂るという意識があれば問題ないです。野菜を摂る時は、加熱したり煮込んだりするとカサが減って量を食べられます。

加熱調理するとビタミンなどの栄養素が損なわれると言われていますが、それを気にする方は野菜スープがオススメです。この野菜スープは、科学的に効能が証明されているものです。その研究内容を以下、説明していきます。

ファイトケミカルという植物特有の栄養素がありまして、強い抗酸化効果を持ち、体内で悪さをする活性酸素を除去してくれ、がんや生活習慣病から身を守ってくれます。

ファイトケミカルは植物壁内に守られていまして、咀嚼では上手く破壊できず、そのまま吸収されずに体外に排出されます。野菜を煮込むことによって、細胞壁が上手く壊れ、中のファイトケミカルが流れ出ます。これをスープとして全部飲む事で、効率良くファイトケミカルを摂取する事ができるとの事です。

その野菜スープの研究では、野菜を煮込むことによっては、ビタミンなど栄養素がそこまで壊れないという事でしたので、上手く活用してみると良いですよ。

朝起きたらコップ一杯の水を飲む

水は、人間が生命活動をしていく中で、重要なものです。水を飲む行為そのものが、実は自律神経を整えてくれる役割があります。また、朝起きた後に水を飲むと、腸が良い形で起きていき、腸がぜんどう運動を起こすようになり、便秘解消の効果を発揮します。

また、水でもお茶でも良いので、一日1~2リットルの水分を摂るようにしましょう。そうすると、水分が血液を通じて細胞に届き、細胞内の水分が新鮮な水に置き換わるので、細胞が活発になり、若々しくなったり、代謝が良くなります。

また、自律神経が安定する効果もあったり、水分を補給するようにしていますと、余分な間食を摂らないようになりますので、痩せやすくなります。